糖尿病性網膜症

目がかすむ・物がみえにくい・蚊が飛んでいるように見える(飛蚊症)・眼底出血・網膜剥離・失明などの症状を起こします。
目の自覚症状がないと主治医に眼科受診をすすめられても受診しない方も多く、糖尿病と言われ2年以上経過してからの受診が5割もあると言われています。
また、糖尿病で目が悪くなることや、血糖コントロールが悪いと網膜症が進展することを知らない患者さんも決して少なくありません(約20%)。

網膜症の頻度は糖尿病発症5年で20%、10年で50%、20年で75%といわれています。
網膜症を進展させないためにはなによりも血糖のコントロールです。
インスリン治療の場合、HbA1cを9%から7%にすると9年後の網膜症の発症が55%から13%に、進展が54%から28%に低下します。
経口薬でも同様の報告がなされています。
網膜症の予防のためにHbA1cを是非6.5%以下にして下さい。
しかし、既に網膜症が進展している時期に急激に血糖を低下させると網膜症が悪化するといわれていますので、この場合はコントロールを急いではいけません。
また、網膜症が進展している場合には、運動療法が好ましくない場合がありますので、主治医に確認して下さい。

眼科で正常といわれても年に1回は検査が必要です。
網膜症があれば少なくとも半年に1回はチェックが必要になります。
網膜症の治療は、なによりも血糖のコントロールです。
また、場合によってはレーザー治療(光凝固)などが行われます(新生血管を抑え、失明を予防するために行われますが、いったん生じた血管の変化は元通りにはなりません)。

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